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<舞台は、昭和40年代、人里離れた旅館『薫風館』>
♪唄を忘れたカナリアは〜♪
もの悲しく歌う小夜
「どういう事よ!なんでお前が来るの?」
「それは、こっちのセリフ!」
「女将さん!いやぁ〜兄が言ったとおりの人だ!」
「あの、私は違います。」
「駐在さんに知らせたりしないから、女将さんが来る前に
帰りな!」
「あの美しい峠に橋を
架けるんです!」
「ホラ、ここにこの旅館が載ってるの。隅っこにお姉ちゃんに
似た人が掃除してる」
「随分、お客さんが来たね。」
「予想以上に株券が売れたね。」
「手伝ってくれとは言ったが出しゃばってくれとは頼んでない!」
「出しゃばってはおりません。」
「おかあさん!おかあさん!」
「おかあさん、痛い?
頑張って
元気出して!」
「頑張って、元気出して!」
「ありがとう、小夜。」
「この子に父親の記憶はありません。ただひとつ、あるとしたら、この唄だけなんです。」
「♪唄を忘れたカナリアは♪」
<もう・・・何でこんな人アニキに
   しちゃったのかなぁ・・・>
<女将さん〜!ありがとう!>
<♪唄を忘れたカナリアは〜♪>
写真/Cue of A
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橋